DMAICの概要

DMAICとは

 

DMAICとは、リーンシックスシグマ業務改善プロジェクトを実施する手法です。5段階の手順で構成されています。Define(定義)、Measure(計測)、Analyze(分析)、Improve(改善)、Control(管理)の頭文字をとったものです。それぞれのステップで行うべきこと、そのために必要なツールが用意されています。DMAICはシックスシグマから来たもので、目的はシステムのばらつきを小さくすることです。具体的には不良率を100万分の5.6以下にする、ほとんど不具合が出なくなるというくらいパワフルなツールです。このツールを駆使しGEは飛躍的な業績の改善を達成しました。

DMAICはリーンシックスシグマプロジェクトを行うフレームワークなので、プロジェクトが終わるとDMAICも完結します。

 

DMAICの各ステップのご紹介

 Define Phase:「定義」

 

DはDefineの略で「定義する」です。これから始めるプロジェクトの内容を明確にします。プロジェクト実施に当たり背景、目的、目標、プロジェクトメンバーといったプロジェクトを行うために必要な情報を洗い出します。ここで、重要なアウトプットとして「問題定義書」を作成します。すでに作ったバリューストリームマップ、SIPOC分析を見ながら、プロセスの中のどの問題をつぶすのか?そして今、問題がつぶせないために生じている痛みはなにか?そしてどれくらいその問題を解決するか、ということを数値化します。この作業はとても大切な作業です。見誤るとプロジェクトそのものが好ましくない方向に行ってしまうため、関係者でレビューを行う必要があります。

 

Measure Phase:「測定」

 次のステップはMeasure「測定」です。ここでは、プロセスの中のなにをつぶすのかを決めたうえで、その指標を計測します。指標は計測可能な数値項目を選ぶ必要があります。また、その時にどうやって測定するも決める必要があります。また、測定の確からしさも大切です。数値のばらつきより測定の確からしさが小さいと、正しく測定することができないという問題が生じます。

 

Analyze Phase:「分析」

 

3番目のステップのAはAnalyze「分析」です。ここで対象とするプロセスの状態を分析します。必要な分析ツールを使って問題となっているプロセスのどの項目を分析します。基本的には入力Xに対して出力Yというものを仮定するので、入力Xの中で出力Yに影響を与えているX (Vital few X)を見出します。次に見出したVital few Xがなぜ起こるのか?という根本原因をなぜなぜ分析と特性要因図を作って掘り下げます。なぜなぜ分析はリーン由来なので、ここではリーンとシックスシグマを組みあわせた分析になります。

 

Improve Phase:「改善」

 

四つ目のIはImproveの「改善」です。現状を把握し、その中の問題を「ばらつきを小さくする」ことで排除し、そのうえで、「あるべきプロセス」を構築します。「現状のプロセス」と「あるべきプロセスを比較し」問題解決的アプローチによって、「現状のプロセス」から「あるべきプロセス」への移行計画をたてます。 そしてシックスシグマのツールを活用しながら問題を解決していきます。

Control Phase:「管理」

 

そして最後のc、Controlすなわち「管理」します。日本語が適切かという異論ありますが、管理としています。上記の4つのアプローチで「あるべきプロセス」を作っても、そのままにしておいてはすぐ逆戻りしてしまうことがあります。そういったことの内容に、管理していきます。ここでは作業手順書などのツールを駆使します。

 

まとめ

 

以上がDMAICの一連の流れでした。この後は、各プロセスについて詳細を掘り下げていきます。 

 

 

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